日本政策金融公庫の融資制度とは

創業融資

創業時に悩むのが、やはりお金の問題。創業者の方々の中には、どこから創業資金を調達しようか迷っている方も多いのではないでしょうか。これまでの人生で、他人からお金も借りたことがないという起業家の方も少なからずいらっしゃるかもしれません。

そのような不安の中、見ず知らずの銀行の窓口に行って、お金を借りるというのは不安が大きく、大変緊張することかもしれません。

今回は、そのような漠然とした不安を払拭するため、創業時に利用したい金融機関についてご紹介したいと思います。

 

日本政策金融公庫とは

創業者の方で「日本政策金融公庫」という金融機関をご存知の方はいらっしゃいますでしょうか。日本政策金融公庫は、日本政策金融公庫法という法律により設立された公的機関であり、一般の金融機関が行っている金融を補完するため設立された政府系の金融機関です。

【参照元:日本政策金融公庫・基本理念及び経営方針

 

公庫、政府系と聞くと、少しお堅いイメージを抱く方もいるかもしれません。でも実は教育ローンや小口の事業資金、農業関係の融資などの融資も行ってくれる身近な存在なのです。日本国内に152支店あり、福岡県では下記の5つの支店が開設されています。(平成29年9月時点)

  • 福岡支店
  • 福岡西支店
  • 北九州支店
  • 八幡支店
  • 久留米支店

また、似たような名称で日本政策投資銀行という政府系金融機関がありますが、こちらは大企業向けの融資になります。

創業融資といった点から考えると、通常の民間金融機関は創業者に対してあまり融資をしようとするところは少ないと言えます。なぜなら、できて間もない会社、これまでの実績や築いてきた信用もないところに敢えてお金を貸す動機がないからです。

それに対して、日本政策金融公庫は、政府系ということだけあって国が後ろ盾になっていることもあり、民間とは違い、積極的に起業したばかりの創業者に貸付を行ってくれます。事業実績のない創業者にとっては、嬉しい金融制度と言えるでしょう。

 

日本政策金融公庫の創業者向け制度

創業融資といえば、自治体が運営する制度融資(福岡県中小企業融資制度福岡市の商工金融資金制度など)の他、今回のトピックである日本政策金融公庫の創業者向け融資制度が定番となっています。

具体的に、日本政策金融公庫では、下記の融資制度をラインナップしています。利用対象者や限度額等の概要を示します。(その他、無担保・無保証人で融資を受けられる新創業融資制度などもあります。)

融資資金名 利用対象者 融資限度額
新規開業資金 新たに事業を開始する人

事業開始後概ね7年以内の人

7,200万

(内運転資金4,800万)

>> 詳細内容

女性・若者・シニア起業家資金 女性、35歳未満、55歳以上で上記の新規開業資金と同条件の人 7,200万

(内運転資金4,800万)

>> 詳細内容

再挑戦支援資金 廃業歴等のある方などで上記の新規開業資金と同条件の人 7,200万

(内運転資金4,800万)

 

日本政策金融公庫の融資の場合、資金使途、返済期間、担保などによって、金利が変わってくる点がポイントです。スピーディーに有利な条件で借り入れするには、事前の情報収集と対策(事業計画書のブラッシュアップ)が求められます。

 

創業融資に挑戦するなら当事務所へ

以上が、日本政策金融公庫と公庫の創業者向け融資制度の概要でした。いかがでしたでしょうか。融資の申請には、事業計画が必要となります。この事業計画の作成、ひとりで考えるのは難しい面もあります。当センターでは、日本政策金融公庫の融資獲得に向けた創業計画書の作成支援も実施しています。

これから福岡で起業、創業融資をご検討でしたら、お気軽に当センターへぜひご相談ください。

 

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